はい。こちらのコーナーはその名の通り、お蔵入りとなってしまった試作品をご披露(勝手気ままに自慢)するコーナーです。

お蔵入りになってしまった理由としては、いろいろこだわり過ぎてコストが嵩み、価格が高くなりすぎてしまったものや、やはりこだわりが強すぎて凄く情熱を傾けて開発したものの良さがわかっていただけなかったもの達...「どこがいいのそれ?」「なんでそれがそんなに高いの?」的な...

まあでもいつか日の目を見るときが来るかもしれないし、コストを抑えて発売にこぎつける事が出来るかもしれないその日まで温めておきます。そしてたま~にアップして自慢させていただきます。

★おそらくこの世に一つだけの道具★ですから!←ココ重要


★そして記念すべき第一回目のお道具はコチラ!

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ザザン!!!



どう?でしょうか?

イイでしょうっ!!!←(強要)

このスプリングネット尺のハンドル材はマイカルタといいまして、樹脂をしみこませた布を何層にも重ねて作られています。

したがって頑丈、水にも強い。タフな環境でも変わらぬ使い心地を発揮してくれるのでナイフハンドルの素材として有名です。

木材に樹脂をしみこませたスタビライズドウッドもナイフハンドル材としても有名でスプリングネット尺にも使っています。
こちらも水に強く頑丈、変形しづらい性質ですが、樹脂が浸み込んでいるのは表面付近ですので、布にたっぷり樹脂が浸み込ませて積層成型されているマイカルタの強度には及ばないでしょう。

通常、スプリングネット尺は、ばねフレームにボルト穴が空いていてハンドルサイドをボルトで固定していますが、このマイカルタハンドルはインスタネットのハンドルのように2枚合わせでフレームを挟み込んでいます。

しかーし!単にインスタネットの真似ではなく、実は内部にこだわりがあって両ナットという両側からボルトで絞めこむことが出来るナットがインサートされています。(一応、企業秘密という事で内部のお写真は無し)
それを裏表両側からチタンボルトで締めることが可能となり、がっちり固定。
狂いが出ないマイカルタはフレームの収まる溝もレーザーで掘ってあり、ピター!!っと隙間が無く合わさっているため、ボルトを外しただけでは2枚の板を外すことはできません。合わせ目に爪やドライバーの先端で少しずつこじ開けてようやく分解できるという訳です。自然と反りが出てしまう木材では隙間なく作るのは非常に困難。やったことある人にはわかる悩みですよね。

という事でこの頑丈なマイカルタを加工するというのは容易ではなく、時間もかかり、マイカルタの材料も比較的高額なものがほとんど。

製作コストと製作日数に余裕もてますよ!という方、お問い合わせください。

次回はまた、かなり先になると思いますが思い立ったらアップしますのでお楽しみに。
そういえば、コレ用のカイデックスケースもまだ出来てませんやん! (^▽^)