Fishing & 日記

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2年前から実践しております、ウェーディングシューズのソールに対して自己流でトッピング(盛っている)やりかたをご案内します。
フェルトソールのままだとすぐにすり減ってしまったり、硬くなってしまったりするとグリップ力が著しく低下してしまうので、僕は次のような処理をしています。
黒いゴム系接着剤+研磨繊維なのでフェルトソールだけとかラバーソールだけの場合よりも滑りにくいと感じています。



こちら、完成状態の写真です。

ホームセンターで売っているもので出来ますので試してみたいという方は(あくまで自己責任で)どうぞ。僕自身もここまでたどり着くのに失敗を繰り返して試行錯誤してきました。




材料と道具。木槌があるといいんですが、無いので100均のゴムハンマー。ヘラは接着剤に付属しているものでもOK

一番最初はウェーディングシューズのソールに直接研磨パッドを貼って試しましたが、グリップは良いが耐久性が全然だめで一日で見るも無残なズタボロ状態。
お次は研磨パッドを細かく粉砕したものをボンドのSUで練りこんでからソールの塗布。これはそこそこ持ちも良く、グリップもバッチリですが、練るのが凄く疲れて作業効率が悪い...最終的には次の要領で落ち着きました。



使う研磨パッドは100番から120番程度の粗目。ホームセンターでさび落とし用などで売られている厚さ1cmくらいのパッドです。一枚分でOK。これを厚み半分くらいに薄く小さくちぎっていきます。

コニシボンド・ウルトラ多用途SUのブラックをソール面積3分の1ずつ分けて塗布しながら薄くちぎった研磨パッドを切り絵の要領で貼り付けていく。




使い捨ての手袋はたくさんあったほうが手や色んな場所を汚さずに済みます。



貼り終わったら、半乾きになるまで少し待ってからハンマーでたたき、接地面の空気を抜いて密着させていきます。叩くときにT字型に組んだ材木を靴に入れると叩きやすいのですが、無い場合はコロコロでも可。




貼った上から再びボンドを塗布して、焼き鳥用の竹串で刺しながら接着剤を繊維にしみ込ませていきます。





全面に塗布、しみこませた状態。

この後、しばらく時間をおいて、手で触ってもボンドがくっつかなくなったら再度ハンマーでソール全体を叩いて接地面の空気を抜きながら密着させていきます。



一足分作るには120mlのチューブ2本使いきります。
昨年はコニシボンドのSUブラックのみでのテストでしたが今年は片方がロックタイトでもう片方をコニシSUで耐久性を比較します。

コニシSUは硬化してもゴムみたいな弾性が続きますがロックタイトは硬化するとドライになります。フロッグルアーのチューニングに使うパンドーっぽい感じですね。

ちなみにコニシのSUや、セメダインスーパーXはラバーネットが切れた時の補修にも使えるスグレモノです。

見た目が溶岩やゴジラの肌みたいなので勝手にゴジラソールと名付けました。

さらにグリップをよくするためにアルミ製スタッズを取り付けた状態。



このアルミ製スタッズはホームセンターでは入手できないのでよろしければ当サイトで購入してください。
https://www.kaneha.jp/product/267

スタッズは1袋25本入り。僕は写真のように片足11本取り付けています。
保持力の高い接着剤とスタッズのセットもございます。

GODZILLAソール部分がすり減ってきたら再び盛ってくださいね。



スプリングネット尺・シャム柿ハンドル・ステンレスフレームのフレームカバー付き・パープルグラデーションラバーネット仕様

こちらのネットは宮城県白石市フィッシャーマン釣具館さんのオーダー品です。

バランスの取れたカッコよさですね。



以前からスプリングネット尺のハンドルにはシャム柿は使用していたのですが、このところ何故か人気の銘木になったのか価格が上昇傾向にあります。

独特な幾何学模様のような見た目と丈夫さが人気の秘密なのでしょうね。
軽い材料ではないのですが丈夫なため、以前のスプリングネット尺よりも厚みが5ミリほど薄くできるようになりましたので従来品よりも軽量化に成功。
よろしければご予約承りますのでいかがでしょうか。



スプリングネット尺・スキニー + パープルグラデーションラバーネット + 高反発ステンレスフレームのセットでオーダーいただきました。
ブラックのフレームカバーがつくとグッと引き締まって見えますね。

プロップスプーンやバンブルBメタルを一緒にオーダーいただきました。
誠にありがとうございます!
2019年はWESSEXトラウトロッドのスピニングロッド WSE-S/4 を発売し、ベイトロッドの WSE-C/5 も生産5回目となりましたが、いずれも年内で完売となりました。
お買い上げくださいましたお客様には最大の感謝とともにこれからも末永くお付き合いくださいますようお願いいたします。

話は変わりまして、いつだったかベイトロッドのWSE-C/5を愛用してくれているR君から、「スパイラルガイド仕様が欲しい」と言われたことがありまして、正直あまり驚きも無く「お!来たな...」という感覚だったのも、WSE-C/5の初期テストモデルを作る時にウチの匿名テスターさんHDとの話でスパイラルガイドをテストするか否かの話になった時に、川だと右岸に立つか左岸に立つか、はたまた上流にキャストするか下流にキャストするかでガイドをスパイラルさせるべき方向が違ってくるのではないか?という共通意見のもと、最初のモデルは通常配列のガイド設定で行こうよという事になった。実際にマルチピースのロッドの場合は各ブランクスパーツを少しずつジョイント部分をひねることでスパイラルっぽい使い方も出来るし、ちょっと引きの強い魚とファイトした後は勝手にブランクスが回転してスパイラル仕様みたいになっているのである...

なので、R君に対しても、「WSE-C/5はマルチピースだから、各ブランクを少しずつひねるとスパイラルっぽい使い方出来るよ~!」といったら、R君も「あ~、なるほど...」といって納得したと言っていたのですが、まあ、僕自身がそのあと少し引っ掛かっていたんですよね、だって実際にスパイラル仕様で組んだ竿をテストしていないから。

通常のガイド配列のベイトロッドでも自分の使い方では穂先を上方向にしゃくってトゥイッチしても、竿の操作中にラインがガイドに絡むことは無く、ルアー交換時に糸が緩んだ時に絡む程度だったのですが、R君はトップウォータールアーマンでもあるので結構なラインスラックを出してしゃくっているのか、上方向にしゃくるとラインがガイドに乗っかって絡むと言うんですよね。

で...



実は2019年、このスパイラルガイド仕様ベイトロッドのテストをしておりました。

ガイドの抵抗が増す分、わずかに飛距離が減るのですが渓流や川幅が広くない規模の川なら問題のないレベル。
上方向のトゥイッチでラインスラックをかなり出しても穂先のガイドは全部下向きのため絡みません。

※ここで再び誤解のないように補足いたしますと、大多数の方の場合は普通のガイド配列のベイトロッドでもロッドワークの最中にラインがガイドに絡むような事はほとんどなく、たいていの場合、ルアーの交換の際にラインが緩んだ時にガイドに絡むことがあり、これは糸ヨレが原因です。
そういった場合でも、スパイラル設定の配列では穂先のガイドが下を向いているので絡みが解けやすいというのは大きなストレス軽減になるといえます。

右岸左岸問題でどっち方向にひねるかってのは考えないことにして、#2ブランク範囲内でスパイラルを完結させることにしました。
古くからスパイラルガイド仕様の竿は、柔軟な調子の船竿であったり、柔らかいジギングロッド、タイラバ竿などで採用されていますが、目的としては錘や水圧、魚とのファイトでブランクスがねじれることを軽減させることにあるのですが、当トラウトロッドの場合はマルチピースのため、ブランクスがねじれる前にジョイント部分が回りますから、糸がらみの軽減を目的としたものです。
「スパイラルガイドは見た目が...」という声も確かにあるのですが、小口径ガイドのトラウトロッドではあまり気になりません。

キャスティングロッドでも確かティムコさんのエリアトラウト用でもスパイラルガイド仕様のトリックトラウトというベイトロッドが存在していた記憶があります。マルチピースでは無いと思いますが。

ガイドがスパイラルしているため、ジョイント部分の位置合わせは白いマーキングが下方向につけてあるのでこの目印で合わせます。
でもですね、ちょっと大型の魚とのファイトの後は、魚が走った方向にブランクスが回っているため、後で位置を合わせてくださいね。





全体図。ガイドがスパイラルしているのがお判りでしょうか。

差別化を図るためスレッドカラーを変えています。

通常モデルはコパースレッドに赤紫ですが、スパイラルモデルはブラススレッドに青紫です。ゴールドではなく、あえてブラス(真鍮)っぽい色で組んでいます。



モデル名 WSE-c/5 Paranoia

来年の夏リリースを目指して、通常モデルベイトロッドWSE-C/5、スピニングのWSE-S/4 と併せて年明けより予約の受付を開始いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。



ステンレスミニプライヤーのハンドルはいつもはスネークウッドなどの銘木で作られているのですが、ハンドル部分は筒状になっており、なんと!その厚さ約1ミリと極薄...

厚みがどんな感じかわかりやすいようにウッドではなく、写真は樹脂で試作したサンプルです。




職人さんの技術力の高さがうかがえますねΣ(・□・;)

たとえば、「こんなものを作ってもらいたい」などという依頼がありましたら試作は多少割高にはなりますが不可能でなければお受けできると思います。

よろしければご相談ください。
http://www.kaneha.jp/product/252

クレモナネットに美しいグラデーションカラーを追加しました。



画像はスプリングネット尺・スキニーハンドルにβチタンフレームにフレームカバーを取り付けてコンビネーションしました。

軽量で使いやすいのはもちろん、見た目も美しいですね。







こちらはスプリングネット尺スキニー、βチタンフレーム+とっても渋いブルーのダーク系グラデーションカラーに、ハンドルはメープル瘤のスタビライズドウッドのご指定でショップ様よりご依頼いただいたので試作品で組んでみました。



実際にショップ様に納品されるものはこれよりもハンドルの色が濃い茶系のものになります。

フレームカバーもβチタンフレーム用の幅のサイズを仕入れています。
特に、クレモナネットをスプリングフレームに通して使用するときはフレームカバーを装着したほうがクレモナが傷みにくいと思います。

ショップ様よりのオーダーもお待ちしております。



こちら、東京都のお客様よりのオーダー品。

写真では大きさが伝わりづらいですが、内寸46cmとインスタネットより9cm大き目なんです。

グリップは factory-b さんのチタンアングルなので自重も軽~いですよ!

もちろん、折りたたんで収納できるので旅のおともにもいかがでしょうか。
11/14から一週間くらいの間、釣具店さんへの訪問営業などの業務メインとなりますので、その間にいただいたご注文品の発送は20日以降となりますのでご了承くださいませ。



※写真はお友達のイッキ君です。



今週お客様にご注文いただいた花梨瘤紅白ハンドルのスプリングネット尺

スプリングネット尺シリーズご注文の際に「チューブ取り付け希望」と記入していただければ、スプリングネット尺のステンレスフレーム幅5ミリ用のフレームカバーシュリンク熱収縮チューブを只今サービスでお取り付けしております。

シュリンクチューブはフレーム中央から端のほうへ順に、弱火でゆっくり時間をかけて炙りチューブが汗をかく瞬間(溶けるちょっと手前)くらいが一番きれいにくっつく目安ですが、慣れが必要だったりします。1本あたり25分程度かけて作業しています(^^;)

http://www.kaneha.jp/product/164

↑   ↑   ↑ 
スタビライズドウッドのハンドルにもよく合うと思います。是非。


※申し訳ありませんがβチタンフレーム用のチューブは無いので上記サービスは行っておりません。ステンレスのみです。



こちらは、factory-bさんのチタンハンドル+かねは商店のステンレスフレーム仕様のネットにウッドデコレーションパーツはスタビライズドウッドのピンク。ラバーネットはパープル濃淡のグラデーションカラーをオーダーいただきましたお客様にお送りいたしました。

カラフルなパーツを使っているんですが、金属のフレームと相まって上品な見た目に収まっています。
ピンクのスタビライズドウッドは綺麗な発色なので使う場所次第ですごくよくなります。

ウッドデコレーションパーツを付ける事で握りやすさとルックスアップの効果が上がりますので是非。



スネークウッドのハンドル・ステンレスミニプライヤーのホルダー付きタイプは、パラコード編みのタイプと革製の2種類ございます。
ブラス製のカラビナ付きなので吊り下げて使用することも可能です。

このハンドルを作成してくれている職人さんはちょっと特殊な木工技術を持っている作家さんですので、割れやすいといわれるスネークウッドを薄く削ってハンドルを差し込んでいますが、割れやささくれも皆無。私が使用しているプライヤーも経年によるひび割れもありません。

非常に素晴らしい出来栄えです。価格も良いものですがご満足いただける品質ですので機会がございましたら是非。



ナベモジャミニ!をお買い上げいただいたお客様の釣果写真です。
西表島でマングローブフィッシング。
この日は水面への反応がイマイチでしたがナベモジャミニ!に助けられたとの嬉しい一言を添えてお写真いただきました。



ナンヨウチヌやゴマフエダイも。



インリーフやシャローフラットではカスミアジやフエフキの仲間やミーバイなど多種多様なトロピカルフィッシュがバンブルBメタルやプロップスプーンにヒットしてきたとのこと。

いいですね~!




スネークウッドのミニプライヤーのホルダーがパラコード製以外に革製も加わります。


値段は決定しましたらご予約ページを作成しますのでよろしくお願いいたします。


スプリングネット尺ファミリーで最小のアイテムも追加。グリップ長14cmで手のひらすっぽりサイズ。



写真の仕様はβチタンフレームにフックが刺さらない軽量タングルフリーネットのセットで内寸は叉ロで丁度30cm。



重めのスタビライズドウッドでも110gちょい。軽めの木材ならもう少し軽くなります。
ステンレスフレームにした場合は内径が少し大きくなります。
もちろん、ラバーネット仕様も承ります。



この写真だとわかりやすいですが、グリップ形状は渓流魚の尾鰭をモチーフにかたどっています。


縁取りも朱色に染めていますが...
クリアな樹脂でスタビライズすると白っぽいメープルもこのように瘤の部分が茶色になります。




こちらも近いうちにご予約を開始したいと思います。
日本の木シリーズなども是非やりたいですね。
β-Tiランディングネット用ウッドハンドルパーツをお買い上げの場合、こういった備品も念のためお付けしています。



予備のチタンボルト、ねじの緩み止め剤。
緩み止め剤はつけすぎると外したい時に中々外れなくなるため、ほんのごく少量、1~2ミリ立方メートル分くらいを目安に塗布してください。


お次はお客様オーダー品の写真をパチリ。





★かねは商店チューンモデル★チタンハンドル+ステンレスフレーム仕様ラバーネット★に、ピンクのスタビライズドウッドのハンドルパーツの組み合わせにてオーダーいただきましたので、当店で組み立てさせていただきました。

落ち着いた雰囲気のカラーのネットにピンクのハンドル...きっとセンスの良いお客様に違いありませんね。

ピンクのハンドルに赤系のネットの組み合わせも綺麗でしょうね。
色々組み合わせを楽しめるのも良いですね。




渓流は禁漁になってもまだまだ川で遊びたい...という方に手軽に楽しめる釣りのご紹介。
 
近所に小川が流れているようでしたらオイカワやカワムツ、ウグイといったコイ科の小魚が住んでいるかもしれません。

水面を流すドライフライにライズする魚を狙うのもドキドキして面白いですし、のんびりとウェットフライを水面直下に流す釣りも面白いです。どちらの反応が良いか、その時々により違います。

毛ばりを浮かせて釣るドライフライでは経験上、オイカワ狙いの場合、毛ばりを水面に落として約5秒以内に反応が無ければまた打ち返したほうが良いです。
代わってウェットフライでは結構流しっぱなしでもアタリがあります。

夕方、かなり暗くなる時間でも街灯に照らされている場所だと、あたりが完全に暗くなるまでは魚からの反応があるのでついつい遅くまでやってしまうことも...ウェットフライのマーカー付きみたいな感じで、追天の仕掛けをそのままリーダーに結んで使用してもよく釣れますし、アタリも取りやすく、毛ばりがどの辺にあるか確認しやすいですよ。



水面直下でも魚が食う瞬間も見えるし、パシャっと水面に出ることも多く、こちらはルアーでいうところのサブサーフェスといったところでしょうか。下流側で魚をかけたほうが水流も相まって魚の引きを楽しめるのも良い所ですね。

ロッドのご予約を受け付け中ですが、フライラインもウェットフライ用のシューティングシステムや、ドライフライ用
のエアセルDT-1もご用意がございますのでお申し付けください。(いずれも4000円くらいです)




★カッコいい8ブレイドのスーパーグレードPEライン・LC Streamer★

実際の釣りでの感想はライトブルー系カラーは視認性が良く、手触りはつるつるしすぎていなく丁度良い加減でサミングの時にフェザータッチしやすいです。強度もOK!

もっと荒っぽく使うなら4本撚りなんですが、あれは高感度なトルザイトガイド搭載のロッドだとザラザラ音が手元に伝わるのが嫌なんでやっぱり8本撚りが良いですね。

ちと余談ではありますが、色に関しては服装についてもそうなんですが、どこぞの大学の研究によればブルー系は魚に警戒されにくいんだそうです。お空の色と関係あるんでしょうかね?

こんど、タナゴ釣りなどのバーチカルな釣りで竿をライトブルーにカラーリングして試してみたいですね ^ ^
こちら、お客様ご注文分をパチリ!と記念撮影。



β-Tiランディングネットとあわせてウッドハンドルパーツをご注文のお客様には、ご希望に応じてハンドル組立を当店で承りますのでご遠慮なくお申し付けくださいませ。